近い将来、光合成を“再設計”できるようになるのかも
光合成は自然界のすばらしい発明ですが、だからと言って科学者らがその改良を止めたことはありません。Natureに発表された最新の研究では、英国シェフィールド大学のチームが、植物の電子伝達反応がどのようにその成長に大きく影響を及ぼすのかという新たな洞察を解明した方法について説明しています。
https://gizmodo.com/promising-plant-sciences-breakthrough-could-lead-to-pho-1839826124
充電式バッテリーをコンセントにつなぐことに似ています。この「プロトンバッテリー」に蓄積されたエネルギーは、植物が細胞のエネルギー通貨であるアデノシン三リン酸(ATP)を合成するために使われます。
プロトン勾配は「バッテリーのように機能する」ので、「二酸化炭素から炭水化物への変換に不可欠な代謝産物であるATPの合成」を可能にすると、共同執筆者Matt Johnson氏は米Gizmodoへのメールで説明しています。「低温電子顕微鏡法によって植物のシトクロムb6f複合体の構造を手に入れたが、それは膜を通過するプロトンの数を倍にする電子伝達(分子)をいかに処理するかを示している」とのこと。
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