[blog]干ばつで傷んだ木の悲鳴を聞き分けることに成功

凄い研究をしてる方が
世界にはたくさんいるんっすねー
驚くことばかりです。

今回はコチラ
sauce(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7851/?ST=m_news)

干ばつで傷んだ木は、固有の音を出すという。その悲鳴を聞き取り、助けるための手掛かりが見つかった。 フランスの研究チームによる実験で、乾燥ストレスを受けた木の内部で発生する泡から超音波をとらえることに成功


まずどのように水を取り込んでいるかを考えてみた。木の内部には、とても長い“ストロー”が通っている。それは、木部の導管と呼ぶ特殊な管の束で、水分子の引力、水と植物細胞の引力を利用し、液体を最上部の枝葉まで届ける役目を担っている。背が高い樹木は、導管内の液体に気圧などの圧力が強く働く。しかし、隣同士の水分子が引き合うおかげで導管は強度が保たれる。 
 グラスの底の残り少ない液体をストローで吸い上げる場面を想像してみてほしい。満杯時より強く吸う必要があるはずだ。干ばつで水分が不足すると負圧が上昇、導管部が破壊されて水に溶けていた空気が木部で発泡し(キャビテーション)、水の流れを妨げてしまう。 
 木はある程度までは耐えられるが、限度を超えると命取りになりかねない。科学者や森林の管理者は、キャビテーションの大量発生を把握したいと考えている。 
 キャビテーションによって発生する音をマイクで拾うアイデアは数十年前からあった。ただし、内部をのぞくことができないので、音の発生源の特定には至っていなかった。木がきしむ音や壊れる音かもしれないし、木部細胞が崩壊する音かもしれない。